袴田巖さんとの会話(2018年12月8日 夕方 自宅にて)
◎ ボクシングの対戦相手について
(袴田さんが対戦したボクシング選手の名前を聞いてみました。)
Q:虎谷イッコウさんは知らない(1961年8月24日対戦)
H:分からんだね
Q:池島久雄さん(1961年7月31日対戦)
H:それも分かりゃせんだね
Q:大澤健二さん(1961年7月2日対戦)
H:分からんだよ。写真でも見にゃ分からんだね。
Q:マーシングデビットはしっかり覚えている。(1961年4月19日対戦 マニラにて)
H:そりゃ知ってるね
Q:巌さんがどんな勝負だったですか
H:1回から2回、3回までやったのかな。死んじゃったんだ。こてこてにぶん殴ったら。
◎ 釈放されて5年
Q:獄中から出てもう5年になるんですよ
H:獄中
Q:出てから5年
H:あそう。何年たったかね。
Q:出てからの気持ちの変化ありますか
H:相当長いと思うんだがね。無罪釈放になってからね。時間は長いと思うだがね。
今日になればいろんな制限があった。制限がね。いろんな制限をして、闘いがあったんだ
ね。1番強いと。袴田巖ね。それで無罪釈放だね。そりゃ動物が決めたんだね。
◎ 巖さんの気持ちは獄中と今と同じですか
H:獄中にいたって言うがね。こりゃ書いただけのこと。裁判も獄中も一方で書いている。良く
書いているだね。強くね。負けないように書いているだね。ここまで来てその書いてきたことがね、全部実ったって言うんだね。袴田巖が勝ったと書いてるんだね。
◎ 街を歩いて気になることは
H:向かってくる奴はいないからね。警察、検察、裁判所・・・から向かってくる奴はいないと
なっている。だから困りゃせんでね。
◎ 清水で思い出すことは
H:三保の松原に行って野球の試合をしたとかね。みんな遊んで歩いたことある。覚えていら
ーね。
Q:工場の人と。
H:工場とね。こがね味噌で。こがね味噌で野球とかやっていたんだね。
Q:巖さんの守備位置はどこですか
H:セカンドだね。セカンド。
Q:打順は
H:分かりゃせんだね。4番を打たにゃしょうがない。ホームランを打つんだからね。
◎ 巖さんがここまで来れらたのは
H:儀式という事があるんだね。袴田巖が勝ってかにゃ、儀式中心にはなれんだでね。儀式はど
んなことしたって勝たすんだからね。
Q:ずっともうこれからも、巖さんが勝ち続けないといかんですね。
H:そうだ、ボクシングはね勝ち続けなきゃ。勝ったものは天下とって世界を運営するようになるんだね。勝てねーんだね、なかなか。袴田巖のまじめさに勝てないんだね。(文責:寺澤暢紘)
0 件のコメント:
コメントを投稿