2019年8月18日日曜日

袴田巖さんは警察の狙い撃ちにより不当逮捕されてしまいました


袴田巖さんは警察の狙い撃ちにより不当逮捕されてしまいました

1966630日  清水の4人殺人放火事件(7/1 静岡新聞夕刊見出し)
袴田さんはプロボクサーをやめてから、清水のこがね味噌の従業員として、寮に住み込み
で働いていました。事件はその寮と東海道線をはさんだ反対側にある会社専務宅で起きました。専務宅が放火され、消火活動の後4人の焼死体が見つかり、「強盗殺人並びに放火事件」として捜査が始まりました。この事件では消防署による鎮火時刻は特定されていますが、殺人現場の目撃者はなく、犯行時刻は特定できていません。
袴田さんは寮に住み込んでいた同僚と一緒に、パジャマのまま消火活動を行い、そのことは同僚の証言にあります。袴田さんが着ていたパジャマには、消火活動でできた右袖に傷があり、袴田さんの腕にも傷があります。また、同じように消火活動で左手の人差し指に怪我をし、この傷は事件から3日後(73日)に浜北の自宅に帰った際に治療を受けています。

74日 
同僚に勧められ受診。警察医の立会い、診療録に左足のすねの傷の記録なし。
74日袴田さんは同僚から、指の傷の治療を勧められ、清水市内の医療機関に受診しました。その受診は清水署の警察医が同席していました。指の傷の診断書(資料1)には全身の傷を調べたことになっています。しかし逮捕後の強制自白で専務に蹴られて出来たとされる、右足のすねの傷の記載はありません。逮捕時の身体検査調書にも記載はありません。
家宅捜索でパジャマ、作業衣押収。毎日新聞「従業員H」「血ぞめのパジャマ」
この日は任意による取調べが行われ、家宅捜索を受けた寮の部屋から、パジャマ(写真1)と作業意(写真2)が押収されています。そのパジャマにはごく微量の血液が着いていたのですが、警察は「大量の血の付着」と発表。毎日新聞の夕刊では、「従業員H」とか「血ぞめのパジャマ」など警察発表を鵜呑みにした記事を書いています。

818日 事件から49日目の不当逮捕(49日の法事に合わせ)
警察は袴田さんのアリバイがないこと、指の傷、パジャマに付いた油と血液の付着及び腕の傷を事件と結びつけ、事件から49日目の年818日に不当逮捕しました。


資料 1

写真 1

写真 2
 



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